子供を持つ VS キャリア
女性は妊娠、出産に伴いどうしてもライフプランや仕事をセーブする必要がありますよね。つらい悪阻を乗り越え、命がけで出産して、全力で育てる。男性に代わってもらえるのは子育ての部分くらいで、後は生物学上代わってもらうことができません。それに加え、キャリアが遅れるなど社会的ダメージも大きいように思います。はたまた、妊活中の女性でも自由を投げ打って、身体面でも精神面でも無理しながら妊活を頑張っている方は大勢おられますよね。
よく妊娠や出産、子育て中の女性へパートナーや両親から「もう無理して仕事続けなくていいよ」と言われると聞きます。その言葉は無理しないでという優しさで発せられた言葉なのでしょう。でもすごく違和感がある声かけだなと思います。
性別関係なく就活へは一生懸命取り組みます。その中で努力をし、会社から採用通知をもらうはずです。そうやって自身の可能性や未来へ胸を膨らませて社会へでていきます。なのになぜ女性だけ、簡単に仕事を辞めると思うのでしょうか。勝ち取った地位や居場所を当たり前に手放せると思うんでしょうか。そんな時私なら、私やパートナーが仕事を今後どうしたいと考えているのか、続けたいならどうしたらもう少し負担を軽減した形で継続できるかを一緒に考えたいです。パートナーが専業主夫を望む例だって十分考えられますよね。どんな形であれ、話し合ってお互いが同じ立場であることを忘れないようにしたいのです。収入や役職関係なく、仕事を持ち、続けたいという思いは誰もが尊重されるべきだと思うのです。
子供を授かるということは、色々な犠牲や我慢のもとに成り立っているのかもしません。授かる前から出産した後まで、自由は制約されるかもしれない。でもそれだけ子供は喜びや期待、愛おしい感情や幸福感を与えてくれる存在なのでしょう。その中でも、男性・女性関係なくキャリアを捨てずにいられる社会になるように、女性のキャリアが軽視されないようになればと思います。自分ができることは、子育て世代の急な勤務交代などを進んで引き受け、助け合って仕事できるように日々余裕をもつことくらいかもしれません。小さいことですが、お互い様という気持ちを持つだけできっと救うこと、救われることはあるはずだから。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。